リモータブル

年々、夏が来るのが怖くなってきませんか?

熱くなる一方の夏の気温、高騰する電気代。
ただでさえ原料費や肥料代があがっているのに…。

どうしたらこれ以上経費をおさえられる?

多かれ少なかれ、おそらくほとんどの農家さんが抱いているなやみではないでしょうか?

とある農家さんの電気代対策

三重県のとある野菜農家Aさんは数年前から電気代に頭を悩ませていました。

大型エアコンで野菜ハウスの温度管理をしているAさん。近年の夏の暑さと電気代高騰で電気代が急激上がり、利益が圧迫されてきていました。

8月は電気代だけで100万を超えます。見過ごせない数字です。

そこで、もともと作物に使っている地下水を室外機にかけて”水冷”することを思いつきます。
その結果、効果は絶大で、なんと最大約20%もの消費電力を抑えることに成功しました。

しかしここで問題が一つ浮かび上がります。

それは、地下水の蛇口を人がひねっていることでした。

つまり、いくつもある室外機を朝と夕方に毎日手動で出し/止めしなければなりません。

人手不足もあって、水の出し忘れ/止め忘れが頻発します。当番制にしてもうまくいきません。

さらに重大な課題が

単なる水の出し忘れ/止め忘れならまだ重要なミスではありません。
しかしこの「水の出し忘れ」は、この農家さんにとっては特に重要な問題になりえます。

この農家さんは、「キュービクル*」を設置しているので、電気使用契約上、過去1年間の最高電力量基準として基本料金を算出します。

つまり、うっかり消費電力を上げてしまったら、その後1年間その値をもとに基本料金が計算されてしまいます。

真夏の水の出し忘れは致命的ミスになってしまいます。

<※注>
キュービクルとは、簡易的な変電圧システムで、電力会社から届く高電圧の電気をそのまま引き込み、自社で使える電圧に下げていろんな場所へ自由に使えるように電気を配分できる設備のことです。料金形態も一般とは異なり、過去1年間30分ごとの最大電力量で基本料金を計算します。
電気を大量に使う企業にとっては、従来の使った分だけ請求される料金制より電気代がお得になりやすくなります。

水の出し/止めは意外に面倒

この作業を人に任せると、
・忘れる
・現地に行く手間がある
・急に雨がやんで日がさすと、気づかないうちに気温が上がっていて対応できない
・複数あるとわりと面倒
・水の出し/止めだけに人員は避けない(夏は早朝、夕方は6時ごろまで仕事がなくても待っていないといけない)。

そんな諸々な問題から自然に自動化を検討するようになりました。

水の出し/止めの自動化を検討

さっそく自動化を調べると、タイマーで電磁バルブを制御する装置が一般的ということがわかりましたが、どれもタイマー装置が高額です。10万以上することも普通のことのようです。タイマー機能が充実していると高額になっていくようです。

ここにお金を投資していては本末転倒です。

しかもこうしたタイマーは、ほとんどが電気工事を必要とし自分たちで手軽に設置できません。

何かしっくりきません。

この作業の必要事項をもう一度洗い直す

行き詰まったAさんは、もう一度何を希望して何が必要なのかを整理してみることにしました。

  • 定刻での水の出し/止めが必須
    → タイマー機能
  • 直接現地に行かなくても操作できるようにしたい
    → 遠隔操作 → アプリ?
  • 急な暑さにも対応したい
    → タイマー + 手動操作
  • 複数箇所を一括管理したい
    → 一度に複数操作できる機能
  • なるべくコストは抑えたい。できるところは自分でやりたい(経費節約)
    → 従来のタイマーでは無理

リモータブルに行きあたる

アプリというキーワードから知り合いのプログラマーに相談してみたところ、紹介されたのがこのリモータブルというアプリ連携型の制御システムでした。

話を聞けば聞くほどAさんの希望を満たしてくれそうだったとAさんは言います。しかも現在も更新中で今後もいろいろな機能が追加されるらしい。

Aさんは1台試験的に導入してみることを決め、その後私にご連絡いただきました。

Aさんから相談を受けた私は、リモータブルの試験導入を提案しました。ご希望に沿って1台分の制御デバイスを提供し、設置サポートも行いました。

さっそく1台試してみる

1台目を設置し試験運用開始。
アプリもインストールしてもらい、使ってみたAさんの感想は、

「めっちゃラク」

という嬉しいお言葉。
具体的に何がラクになったかというと、

・通常時はタイマーのままで放置。精神的に安心できるようになった。
・人に頼む必要がなくなり、ストレスが減った。
・水を節約したい時、多重タイマーでも手動でも水を止めることができ、水不足を解消。
・日曜日など、現地に誰もいない時でも遠隔操作できるので休日をゆっくり休める。

など、実際使ってみてわかったことがたくさんあったそうです。

当初のESPデバイス。ここでアプリからの信号を受け取ります。
リモータブル活用①室外機冷却
室外機を地下水で自動冷却(2024年現在)

その後3台まで増設し、6月〜9月分の電気代が平均約15%も削減できたそうです。

そして運用2年目の2025年現在に至っています。今年はさらに増設したいとおっしゃって見えました。

「アプリで操作できるのはもちろん、急な暑さにも対応できる“手動スイッチ”も役立っている」とのこと。

基本料金の高騰を抑えることに成功したという点は、想像以上に大きな成果だった」と感謝の言葉をいただきました。

この事例はなにがよかったのか

なぜリモータブルシステムがAさんの事業に役立ったのかをまとめてみました。

  • 従来タイマーだけではカバーしきれない水の出し/止めを制御できた。単なるON/OFF操作だけなら従来タイマーを採用していたかもしれない。
  • 手動操作が割り込めるので、自分の感覚をタイマーに反映させられる。
  • アプリ操作で設定を変えられるから、現地に行く必要がない。
  • 導入コストが低いため、試験的に試しやすかった。
  • 人手不足の解消につながった。

Aさんの場合はこんなところが効果的だったのだと思います。

従来のタイマーとリモータブルの主な特徴を比較

従来のタイマーとリモータブルを表で比較してみました。

比較項目リモータブル従来タイマー
通常のタイマー機能
多重タイマー◎可能⚪︎(できない機種もある)
遠隔操作◎アプリ操作✖️不可
タイマー設定中の
手動操作
◎可能✖️不可
1台からの拡張性
設置難易度◎誰でもできる
(工具は必要)
△電気工事必要
装置代3〜5万円10万円以上
設置コストDIYなら0円電気業者に依頼
(2万円くらい〜)
Wi-Fi環境必要不要

こんなことができます!

  • スマホからカンタン!ESP32から複数バルブを遠隔操作
    → リモートで畑や庭の水やり
    → リモートで照明ON/OFF
    → タイマーで屋根を散水冷却
    → タイマーでエアコン室外機の水冷を自動化
  • 手動とタイマーで天候に合わせて臨機応変に操作可能
  • 複数タイマーで細かな管理に対応
  • 外出先からでも手動でリアルタイム操作
  • なんと言っても部品が世界中どこからでもネットでカンタンに入手できる!
    →つまり高額な自動化製品を用意しなくてもカンタンに作れる!

リモータブルってなに?

リモータブルは、ESP32という超小型コンピューターへ信号を送り、遠隔操作できるように作られたESP32専用アプリです。

たとえば畑や庭の水やりを機械化し、それを遠隔操作で水の出し止めを手動またはタイマーで制御します。

これまでもラズパイやESP32を操作する目的で作られたアプリはありましたが、使用範囲が自宅のWi-Fi敷地内のみで、使い勝手に限界がありました。

しかしリモータブルは、クラウドサーバーを経由してデバイスに信号を送るので世界中どこからでも操作することができのです。

リモータブルイメージ

リモータブルにはタイマー機能があり、複雑な管理が必要な散水や送風、鍵の開閉にも役立ちます。

自宅に帰ってから、「あ、水止め忘れた!」とか「照明切り忘れた!」という経験はありませんか?そんな場面でお使いいただけます。

リモータブルなら、ネットで手に入りやすい部品で簡単なデバイスを作り、スマホからカンタンに操作・管理できます。

  • 外出先からのON/OFF切り替え
  • 曜日や時間を指定したタイマー機能
  • 何種類もタイマー設定できる他中タイマー機能

使い方は簡単!

リモータブルは、アプリと自作デバイスを組み合わせて使います

基本の流れは以下の通りです:

1. 必要な部品を揃える(ESP32などの購入。ご要望であれば製作いたします)。

2. 当サイトの「作り方」ページを参考にしてESP32側デバイスを作成

3. アプリをスマホにインストール

4. アプリにデバイスIDを登録して、遠隔操作開始!

今後はYouTubeなどで作り方動画も公開予定です。  

「ITが苦手」という方でも取り組めるよう、できる限りわかりやすくご案内していきます。

今なら無料!

現在はベータ版試験中につき、全機能無料開放中!

ぜひこの機会にお試しください。

こんなシーンで便利です

  • 畑・庭の水やり
  • 屋根散水の水の出し止め
  • 不定期でON/OFFが必要な照明
  • 天候によって作動させる必要のある換気扇
  • 複雑なタイマー機能を要する機器 …など

ダウンロードはこちら

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